リップスライムいじめ内容の真相|PES脱退理由と泥沼確執の全貌
平成のジャパニーズ・ヒップホップシーンを牽引し、数々のサマーアンセムを世に送り出した大人気グループ「RIP SLYME(リップスライム)」。爽やかでファッショナブル、そして何よりメンバー同士の仲睦まじい空気感が最大の魅力だったはずの彼らに、突如として持ち上がったのが「メンバー間におけるいじめ・パシり疑惑」でした。
発端となったのは、主要メンバーであったPESによるSNS上での決死の告白です。華やかなヒット曲の裏側で、長年にわたりどのような軋轢が生じ、なぜ修復不可能な亀裂へと発展してしまったのか。本稿では、公開された一次証言、公式声明、関係者の動向を精査し、泥沼化した確執の核心とグループの変遷を客観的に解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:PESが2021年にInstagramで告白した脱退理由は、長年の「いじめ・パシり・精神的圧迫」と話し合い拒否だった。
- 要点2:公式発表の4年も前(2017年9月)にPESは脱退しており、活動休止の真相はSUの不倫騒動だけではなかった。
- 要点3:残されたメンバーは謝罪動画を公開したが溝は埋まらず、現在は3名体制での活動継続と完全決裂が確定している。
【発覚の経緯】PESのインスタ告白が暴いた「脱退の真実」と活動休止の裏側
長年親しまれてきたグループのイメージが根底から覆されたのは、2021年秋のことでした。当時、残されたメンバーであるRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人がYouTubeチャンネルを開設し、インスタライブなどで活動再開を匂わせる配信を行ったことが直接の引き金となります。
配信を見たファンがPESのSNSアカウントに対し、「リップスライムの配信は見ましたか?」「また5人でやってほしい」と好意的なコメントを寄せたところ、PES本人が「もう私には関係のないこと」「2017年9月にグループを脱退している」と突如リプライを返したのです。
当時、公には2018年10月に活動休止を発表し、公式サイトを閉鎖したことのみが知られていました。世間は活動休止の主因を「SUの不倫スキャンダルに伴う混乱」と受け止めていただけに、それより1年以上も前に中核メンバーであるPESがグループを去っていたという事実は、音楽界とファンの間に激震を走らせました。
沈黙を破ったPESは、2021年11月1日に自身の公式サイトおよびInstagram上で詳細な声明文を公開。そこには、ファンへの感謝とともに、グループ内で受けていた耐え難い処遇と、脱退に至らざるを得なかった絶望的な背景が生々しく記されていました。

噂の真偽を徹底検証|PESが告白した「いじめ・パシり」の具体的内容とは?
多くの読者が最も衝撃を受けたのが、いわゆる「リップスライム内のいじめ内容」と称されるハラスメントの実態です。PESの声明文や過去の発言から浮かび上がったのは、単なる「音楽性の違い」という決まり文句では片付けられない、深刻な人間関係の歪みでした。
PESの告白内容および当時の言動から確認できる主な問題点は、以下の通りです。
- 日常的なヒエラルキーと「パシり」扱い:結成当初からの年齢差や力関係が固定化し、年長メンバーから雑用を押し付けられたり、尊厳を傷つけられるような扱いが日常化していたこと。
- 度重なる嫌がらせと精神的圧迫:楽曲制作の中心を担い多大な貢献を続けていたにもかかわらず、グループ内で孤立させられ、精神的に追い詰められていった状況。
- 対話の全面拒否:理不尽な状況を改善すべく、PES側が何度もメンバー間での対話やミーティングを求めたものの、相手側から一貫して話し合いを拒否され続けたこと。
- 事後対応における配慮の欠如:脱退後も「彼らに関わりたくない、近づかないでほしい」と伝えていたにもかかわらず、事前の連絡や合意形成がないまま再始動企画が進められていたこと。
PESは手記の中で、「精神的にも肉体的にも限界だった」「これ以上一緒にいることは命に関わる」という趣旨の危機感を吐露しています。特にヒット曲の多くでフック(サビ)のメロディラインやリリックを手掛け、音楽的支柱であったPESが、グループ内部では発言権を奪われ、心理的バウンダリー(境界線)を踏みにじられていたという構図は、外から見える「陽気でお洒落なヒップホップクルー」という虚像との間に決定的な乖離を生んでいました。
メンバー間の力関係と確執の歴史|RYO-Z・ILMARIとPESの確執
なぜここまで関係性がこじれてしまったのか。その深層には、RIP SLYMEという組織が抱えていた初期構造と、年齢やキャラクターに基づく権力勾配(パワーアンバランス)が存在します。
グループのリーダー格でありトークの中心だったRYO-Zは最年長の一角であり、社交性と求心力でグループの看板を背負っていました。一方のPESは、才能あふれるクリエイターでありながらグループ内では年下であり、黎明期の上下関係がメジャーデビュー後もアップデートされずに引きずられていた側面が指摘されています。
ネット上で囁かれる「RYO-ZとPESの不仲説」や「ILMARIとの関係性」について、公表された経緯と各メンバーのスタンスを整理した比較表が以下となります。
| 人物・項目 | 主な主張・公表された立場 | 騒動時のアクション | 編集部の見解・分析 |
|---|---|---|---|
| PES (元MC) | 2017年に既に脱退。長年の嫌がらせや対話拒否があり、再合流は完全に不可能。 | SNSで長文声明を発表し、いじめやパシり的扱いの事実関係を公表。 | 音楽制作の負荷と人間関係の摩擦が重なり、防衛のために決別を選んだ構図。 |
| RYO-Z (リーダー/MC) | 報告の遅れやPESへの配慮不足を認めるも、具体的なハラスメント内容への言及は回避。 | YouTubeにスーツ姿の謝罪動画を投稿し、3人での活動継続を宣言。 | グループ維持を優先するあまり、個人のメンタルや軋轢の解消を後回しにしたツケが露呈。 |
| ILMARI (MC) | 幼馴染的な距離感ゆえに問題の深刻さを見誤り、対話の機会を作れなかったと釈明。 | 謝罪動画で神妙な面持ちを見せ、ファンに対して現状を陳謝。 | 中立的な立ち位置に見えつつも、結果的にPESの孤立を止められなかった責任を痛感している様子。 |
| SU (元MC) | 2017年の不倫報道以降、活動自粛。グループ脱退を経て独自の活動へ。 | 騒動当時はグループの表舞台から離脱しており、動画等への出演はなし。 | 自身の不祥事が活動休止の引き金となったが、グループ崩壊の深層はより根深いところにあった。 |
告白を受けた2日後の2021年11月3日、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名はYouTubeに「ファンの皆様、関係者の皆様へ」と題した謝罪動画を公開しました。黒いスーツに身を包んだ3人は深々と頭を下げ、PESが脱退していた事実の公表が遅れたこと、そしてPESに対する配慮が著しく欠けていたことを認めました。
しかし、動画内では「具体的にどのような嫌がらせがあったのか」という核心部分には一切触れられず、「話し合いの機会を持とうとしたができなかった」という抽象的な釈明に終始したため、視聴者からは「保身に走っている」「核心から逃げている」と猛烈な批判を浴びる結果となりました。

【実態検証】ファンの反応とネット社会を揺るがした「仲良し幻想」の崩壊
PESによる告白と一連の謝罪劇は、SNSや掲示板(5ちゃんねる、知恵袋など)で瞬く間に拡散され、ファンの間には大きな失望と混乱が広がりました。
長年彼らを応援してきたリスナーにとって、RIP SLYMEは「悪ぶらない、楽しげな等身大の仲間たち」の象徴でした。『楽園ベイベー』や『熱帯夜』といった名曲に漂う多幸感は、彼らの友情関係そのものから醸し出されていると信じられていたからです。
当時のネット上の主な反応を検証すると、次のような声が支配的でした。
- 「青春の思い出が汚された気分」:仲の良さを前面に出したブランディングだっただけに、裏で行われていたのが陰湿な無視やパシりだったという落差を受け止めきれないファンの嘆き。
- 「PESの楽曲があったからこその売上だったのに」:キャッチーなメロディラインを生み出し、音楽的クオリティを支えていたPESに対する同情と、彼を精神的に追い詰めたとされる他メンバーへの厳しい視線。
- 「大人のグループでも学生のノリのいじめが続く怖さ」:10代・20代のストリート仲間からスタートした集団が、40代になっても古い上下関係や力関係を解消できずに腐敗していったプロセスに対する恐怖感。
一方で、「外からは見えないバンドやクリエイター集団特有のエゴのぶつかり合いがあったのではないか」「PES側にも頑なな部分があったのでは」といった推測も一部で飛び交いましたが、PESが公表した具体的かつ切実な文章の説得力に対し、残されたメンバー側の形式的な謝罪動画の対応が後手に回ったことで、世論の同情は圧倒的にPESへと傾きました。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「一方的ないじめ」論を超えて
この騒動を論じる際、ネット上では「悪質な加害者たち vs 悲劇の被害者」という勧善懲悪の図式で語られがちです。しかし、複数の関係者証言や音楽ビジネスの構造を詳細に追っていくと、単なる個人的な性格の善悪だけでは測れない盲点が浮かび上がってきます。
第一の盲点は、「クリエイティブの偏重と経済的・精神的プレッシャー」です。RIP SLYMEがメジャーで大成功を収めるにつれ、楽曲のヒットに対する重圧は主にソングライティングを担うPESに集中していきました。スタジオに籠もり緻密なトラックメイクとフロウの構築に腐心するクリエイターと、プロモーションや対外的なフロントマンとして振る舞うメンバーとの間に、制作現場での熱量や負担感を巡る深刻な断絶が生じていたことは想像に難くありません。
第二の盲点は、「マネジメント機能の完全な麻痺」です。本来であれば、メンバー間の私的な感情のもつれや力関係の歪みを是正し、業務上の適切な境界線を引くべき所属事務所やマネジメント陣が、グループの成功体験や長年の「仲間内ノリ」に依存し、自浄作用を働かせられませんでした。SUのプライベートトラブルが表面化した際も組織的な統制が取れず、結果としてPESの脱退という重大インシデントを4年間も隠蔽し続けた事実が、運営側の機能不全を物語っています。
したがって、この問題は「誰か一人が絶対的な悪だった」という短絡的な話ではなく、「友人同士の緩やかな繋がりが巨大な商業プロジェクトに変貌した際、適切な組織ガバナンスと心理的リセットを行えなかった構造的破綻」として捉えるのが客観的な実態に近いといえます。

【プロの結論】クリエイティブ集団の崩壊に見る「心理的安全性」の欠如と組織の病理
RIP SLYMEの泥沼劇は、単なる芸能界のゴシップにとどまらず、一般社会のあらゆる組織やチームビルディングにおいて極めて示唆に富む教訓を含んでいます。組織心理学および対人関係療法の観点から、この問題の本質を総括します。
かつて社会学者の見地からも指摘された通り、日本的な「仲間意識」を基盤とする集団は、強固な結束力を生む一方で、内部の力関係が固定化しやすいという致命的なリスクを孕んでいます。初期に形成された「先輩・後輩」「イジる側・イジられる側」という役割分担は、年数を経て当事者の社会的立場や実力が逆転・変化したとしても、無意識の同調圧力によって温存されてしまうのです。
この力学が続くと、受ける側にとっては冗談や愛嬌の範疇を越え、尊厳を削り取る純粋なハラスメントへと変質します。PESが訴えた「話し合いの拒否」は、組織における「心理的安全性」が完全に崩壊していた証左です。弱音を吐くこと、不満を建設的にぶつけること、対等に議論することが許されない環境下では、メンバーに残された選択肢は「隷属」か「完全な離脱」しかなくなります。
現在、RIP SLYMEはRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名で精力的にライブ活動や音源制作を続けており、一方でPESも独自のクリエイティブな道を歩んでいます。双方が別の道を歩み出したことは、決して後味の良い結末ではありませんが、破綻した人間関係において「物理的・心理的距離を断絶すること」こそが、唯一残された健全な自立の手段であったと言えます。
【リップスライム いじめ内容】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:PESがいじめを受けたと訴えた具体的な内容や理由は?
A1:PES自身の公表によると、長年にわたる理不尽なパシり扱い、グループ内での度重なる嫌がらせや精神的圧迫、そして問題を改善するための対話要請をメンバーから一貫して無視・拒否され続けたことが挙げられています。音楽的貢献に対する正当な敬意が得られず、精神的に限界に達したことが脱退の主因です。
Q2:現在のRIP SLYMEのメンバーは何人ですか?PESの復帰はあり得ますか?
A2:現在はRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名で活動しています。PESは「これ以上彼らと関わりたくない」と明確に意思表明しており、グループとの法的な関係も解消されているため、将来的な再結成やPESの電撃復帰の可能性は限りなくゼロに近い状態です。
Q3:なぜ脱退の事実が4年間も公表されなかったのですか?
A3:2017年9月にPESが脱退を申し入れ受諾されたものの、直後にSUのスキャンダルが重なりグループ自体が活動休止状態に陥ったこと、さらに事務所や運営側の意向により公式発表のタイミングが先送りされ続けたためです。2021年の配信を機にPESが自ら明かすまで、公には伏せられていました。
まとめ:今後の動向と私たちが教訓とすべき人間関係の境界線
RIP SLYMEを巡る一連の確執と脱退騒動は、かつて日本中を熱狂させたポップアイコンの裏側にあった、哀しくもリアルな人間関係の限界を浮き彫りにしました。
「仲が良いこと」を最大の武器としてスタートした集団であっても、役割や力関係を固定化したまま変化を怠れば、内部には必ず歪みが生じます。対等な敬意を欠いたコミュニケーションや、相手の境界線を無視した接し方は、どれほど素晴らしい音楽や実績を生み出していようとも、最終的には取り返しのつかない破滅を招くことになります。
3人となったRIP SLYMEが奏でる現在のビートと、ソロとして自らのペースで表現を続けるPESの活動。かつての輝きが元通りになることはありませんが、双方が選んだ「決別」という決断の重みを受け止め、それぞれの新たな歩みを静かに見守る時期に来ています。 (出典: リップスライム いじめ内容(Yahoo!ニュース))