キンプリ1stコンサート全セトリ完全解剖!伝説の6人体制とJr.曲の軌跡
2018年8月10日、横浜アリーナのメインステージに降り立った6本のスポットライト。鮮烈なデビューシングル『シンデレラガール』の爆発的ヒット直後に幕を開けた「King & Prince First Concert Tour 2018」は、日本の男性アイドル史において今なお語り継がれる記念碑的なツアーです。全国5都市21公演、総動員数約26万人という破格のスケールで開催された本公演は、チケットの争奪戦が激化し、プレミアム化の一途を辿りました。
平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人、岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹の6人が揃い踏みし、王道アイドルとしての圧倒的な煌めきを提示した伝説のステージ。本稿では、当時の横浜アリーナ公演における完全セットリスト、Jr.時代からのファンを熱狂させたユニット曲や未音源化楽曲、アンコールまでの詳細な演出構造を、客観的データと一次資料をもとに徹底解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:オープニングを飾った『シンデレラガール』からダブルアンコールまで、全30曲超に及ぶセットリストの完全な曲順と演出構造を詳細に網羅。
- 要点2:Mr.KINGとPrinceそれぞれの歴史的ルーツを示すJr.時代の代表曲、さらに未音源化の伝説的楽曲『Misbehave』など神曲群の文脈を徹底解説。
- 要点3:初週売上23.3万枚を記録した公式DVD/Blu-rayの収録特典比較と、2026年の今こそ本作を追体験すべき理由・鑑賞の判断基準を提示。
【全曲網羅】キンプリファーストコンサートセトリ詳細まとめと演出の流れ
「King & Prince First Concert Tour 2018」の核となったのは、2018年8月19日の横浜アリーナ公演です。この公演の模様は後にライブ映像作品としてパッケージ化され、グループの原点として永遠に記録されることとなりました。ライブは巨大な王冠のモニュメントと、空中から降臨する豪華絢爛な玉座のセットから始まります。
デビュー曲『シンデレラガール』で華々しく幕を開けた本編は、攻めのダンスナンバー、ジャニーズ(現SMILE-UP.)の王道カバーメドレー、そしてそれぞれのグループ内ユニット曲へとシームレスに展開していきます。以下が、横浜アリーナ収録公演における完全なセットリストです。
【本編セットリスト】
1. シンデレラガール(オープニング・玉座からの降臨演出)
2. YOU, WANTED!
3. Funk it up
4. We are King & Prince(メンバー紹介曲)
5. サマー・ステーション
6. Ho! サマー(タッキー&翼カバー)
7. SUMMER NUDE '13(山下智久カバー)
8. Sexy Summerに雪が降る(Sexy Zoneカバー)
9. MIXTURE(Mr.KING vs Mr.Prince時代の激しいロックナンバー)
10. 勝つんだWIN!(6人が初めて結集した伝説のJr.曲)
11. Keep the faith(KAT-TUNカバー)
12. 君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか(V6カバー / 平野・神宮寺・岸)
13. やっちゃった!!(舞祭組カバー / 岸・神宮寺・岩橋)
14. 夜空ノムコウ(SMAPカバー / 平野・永瀬・髙橋)
15. OH! サマー KING(Mr.KING代表曲)
16. THE DREAM BOYS(Mr.KING)
17. You are my Princess(Prince新曲披露)
18. ゴールデンアワー
19. SHAKE(SMAPカバー)
20. weeeek(NEWSカバー)
21. Hello!!! ハルイロ
22. Bounce To Night(会場を熱狂させたJr.時代の代表的ダンス曲)
23. BANG! BANG! バカンス!(SMAPカバー)
24. Glass Flower(アコースティック&花びらが舞う幻想的演出)
25. 愛のすべて
26. Alright(Mr.KING)
27. 描いた未来〜たどり着くまで〜(Prince)
28. Prince Princess(Princeの象徴的アンセム)
29. Wake me up
30. シンデレラガール(バラードバージョン〜通常テンポへの感動的なリフレイン)
【アンコール&ダブルアンコール曲順】
EN1. Misbehave(当時音源化されていなかったJr.時代の名曲)
EN2. 秋空
EN3. High On Love!(平野紫耀主演映画『ういらぶ。』主題歌)
W-EN. シンデレラガール(ツアー最終日や一部特別公演にて披露)
伝説のJr.時代名曲からアンコールまで|横浜アリーナを揺るがした神曲群の真相
このツアーが単なる「新人アイドルのデビューコンサート」の枠組みを遥かに超えていた最大の要因は、Jr.時代に培われた重厚なキャリアと楽曲群の存在にあります。彼らはデビュー前、2015年に結成された「Mr.KING」(平野・永瀬・髙橋)と「Prince」(岸・神宮寺・岩橋)という2つの強烈な人気ユニットとして、それぞれ武者修行を積んでいました。
セットリスト中盤で披露された『勝つんだWIN!』と『MIXTURE』は、2つのユニットがぶつかり合い、融合する過程で生まれたエポックメイキングな楽曲です。イントロが鳴り響いた瞬間、会場中のペンライトが激しく揺れ、悲鳴に似た歓声が上がった場面は映像作品でも鮮明に確認できます。さらに、客席のボルテージを最高潮に引き上げたのが『Bounce To Night(通称:BTN)』でした。シャツを大胆にはだけさせ、ステージ上で水しぶきを浴びながら踊る挑発的なパフォーマンスは、デビュー直後の爽やかな王子様像との強烈なギャップを生み出し、観客の視線を釘付けにしました。
一方、Princeの代名詞である『Prince Princess』では、岩橋玄樹の「みんな一緒に歌って!」という呼びかけに応え、満員の客席がハンドサインとともに大合唱する感動的な光景が広がりました。そしてアンコールの1曲目に配置された『Misbehave』。ジャジーで洗練されたビートに乗せて6人が高度なフェイクとステップを繰り出したこの楽曲は、当時CD未収録でありながらファンの間で「隠れた最高傑作」と称されていた幻のナンバーです。デビュー作のツアーでありながら、過去の集大成と未来への提示を同時に完結させた構成力の高さこそが、このセトリの真髄でした。
客観データで読み解く『First Concert Tour 2018』の規模と映像実績
エンターテインメント業界における当時の熱狂と市場評価を客観的に把握するため、ツアー規模、映像商品のセールスデータ、および通常ツアーとの比較を以下の構造表にまとめました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| ツアー総動員数 | 約260,000人(5都市21公演) | 新人1stツアー:5万〜10万人程度 | アリーナ規模で26万人動員は異例中の異例。推定応募倍率は10倍超。 |
| 初週映像売上(オリコン) | 約23.3万枚(DVD/BD合算) | 音楽映像初週:5万〜8万枚でヒット | 1st音楽映像作品の初週売上として歴代屈指の金字塔を樹立。 |
| セトリ構成(Jr.曲・カバー比率) | 持ち歌+Jr.曲:約70% / カバー:約30% | 1stツアー:オリジナル曲不足でカバー多用 | デビュー直後にもかかわらず高品質なオリジナル曲・ユニット曲を潤沢に保有。 |
| 映像特典内容 | 初回限定盤:ツアードキュメント+初日ダイジェスト 通常盤:『You, Wanted!』等ソロアングル | メイキング映像30分程度が標準的 | 初回盤の密着映像には舞台裏の葛藤やメンバー同士の生々しい対話が刻まれる。 |
オリコン公表データによると、2018年12月12日にリリースされた『King & Prince First Concert Tour 2018』DVDおよびBlu-rayは、初週売上だけで23万3000枚を突破しました。これは当時の「1st音楽映像作品の初週売上記録」において圧倒的な数値を叩き出したものであり、彼らの人気が一過性のブームではなく、熱狂的な実購買層に支えられていたことを裏付けています。
【現場検証】当時の熱狂とファンのリアルな声|客席を包んだ圧倒的王道感
当時の報道各社の取材メモや、コンサートに参戦したファンが残した膨大なライブ感想レポを検証すると、共通して浮かび上がるのは「息を呑むほどの王道感」と「多幸感」です。ジャニーズの伝統であるフライングやゴージャスな衣装チェンジを惜しみなく投入しながらも、決して古典的な焼き直しに陥らない洗練されたモダンさが客席を圧倒しました。
「1曲目の『シンデレラガール』で6人が玉座に座って降りてきた瞬間、鳥肌が立って涙が止まらなかった」(当時20代女性ファン・SNS投稿より)
「デビューしたばかりなのに、全員の歌唱力とダンススキルがすでに完成されていた。Jr.時代からの積み重ねが伊達ではないことが一目で分かった」(ライブ取材ライターの手記より)
特にファンコミュニティで大きな反響を呼んだのが、MCコーナーで見せた6人のリラックスした関係性です。最年長の岸優太に対するメンバーからの愛あるイジりや、平野紫耀の天然トーク、永瀬廉の巧みな仕切り、髙橋海人の甘えん坊な一面、神宮寺勇太のスマートな気配り、そして岩橋玄樹の小悪魔的な可愛らしさ。パフォーマンス時の張り詰めたプロ意識と、MC時の飾らない少年のような無邪気さの落差が、観客の情緒を強烈に揺さぶりました。
一般に知られていない盲点と誤解|未音源化曲「Misbehave」とユニット曲の境界線
このファーストコンサートに関して、後年ファンになったリスナーやネット上でしばしば見られる誤解がいくつか存在します。その代表例が「セットリストの楽曲はすべて1stアルバムに収録されている」という思い込みです。
実際には、アンコールで披露された極上のR&Bチューン『Misbehave』は、このコンサートツアーで披露されたものの、2019年リリースの1stアルバム『King & Prince』には収録されませんでした。長らくライブ映像でしか聴くことができない「幻の名曲」としてファンの間で語り継がれ、音源として正式に世に出たのは、2021年リリースのシングル『Magic Touch / Beating Hearts』の通常盤カップリングとしてでした。つまり、当時のツアー映像に収められている歌唱は、スタジオ音源が存在しない段階で行われた極めて貴重な初期テイクなのです。
また、Mr.KINGの『OH! サマー KING』やPrinceの『Prince Princess』といった楽曲群も、単なるお披露目ではなく「2つのグループが歩んできた苦難と歴史を肯定した上で、1つのKing & Princeになる」という儀礼的意味合いを持ってセトリに組み込まれていました。過去を切り捨てるのではなく、Jr.時代の看板を背負ったまま新天地へ向かう演出意図があったという点は、本作を語る上で見落としてはならない重要な文脈です。

アイドル社会学から読み解く6人体制の奇跡|「集合的沸騰」と関係性の美学
フランスの社会学者エミール・デュルケームが提唱した「集合的沸騰(collective effervescence)」という概念があります。人々が同じ空間に集まり、同一の象徴や儀礼を共有することで、個人の限界を超えた爆発的なエネルギーと一体感が生まれる現象を指します。「King & Prince First Concert Tour 2018」の会場空間は、まさにこの集合的沸騰の極致でした。
ファンは単にタレントを眺めていたのではなく、「数年間にわたるJr.時代の不遇や切磋琢磨」「直談判によるデビュー決定の劇的なストーリー」をメンバーと共有していました。その集合的記憶が、横浜アリーナという閉鎖空間において『シンデレラガール』や『勝つんだWIN!』を触媒として一気に解放されたのです。
【プロの結論】アイドル文化論と「心理的バウンダリー」から見出すべき教訓
心理学および家族社会学の視点から見ると、結成初期のグループアイドルと熱狂的ファンの間には、時に強烈な「情緒的一体化(共依存的愛着)」が生じます。「メンバーの夢は私の夢であり、私の応援がメンバーの運命を決める」という濃密な情緒的結合は、爆発的な動員力と経済効果を生み出す原動力となります。
しかし、成熟したエンターテインメントの享受においては、ファンとタレントの間に対等で健全な「心理的バウンダリー(境界線)」を保つことが不可欠です。2018年のキンプリが見せた圧倒的な多幸感は、彼らがプロフェッショナルとしてステージ上で完璧なファンタジーを演じきり、観客への敬意を払い続けたからこそ成立した奇跡的な均衡でした。偶像と受容者が互いの存在を尊重し合いながら作り上げたこの祝祭空間は、現代の推し活文化において「いかに健全に熱狂し、美しい記憶として人生に刻むか」という本質的な問いに対する一つの到達点を示しています。
今から円盤を観るなら?おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
リリースから年月が経過した現在でも、本作のDVD/Blu-rayは中古市場や動画配信の言及で高い関心を集め続けています。購入や鑑賞を検討している方に向けて、編集部独自の客観的な判断基準を提示します。
【鑑賞を強くおすすめできる人】
- 初期6人体制の原点と熱気を確認したい人:岩橋玄樹を含む6人のフォーメーション、生歌のエネルギー、そしてデビュー直後特有の瑞々しさを体験したい方には必須のマスターピースです。
- Jr.時代の名曲群を高画質で楽しみたい人:『勝つんだWIN!』『MIXTURE』『Bounce To Night』『Prince Princess』など、名曲の数々がフルスケールの特注衣装と豪華セットで鑑賞できます。
- 初回限定盤のバックステージを観たい人:華やかなステージの裏で、6人がいかに重圧と戦い、お互いを支え合っていたかのリアルなドキュメンタリーを求める方。
【購入・鑑賞に慎重になるべき人】
- 近年の洗練された本格派ダンスナンバーのみを求める人:後年の『Ichiban』や『TraceTrace』のような、世界標準のストリートダンス路線を期待すると、本作の「王道キラキラアイドル演出」にギャップを感じる可能性があります。
- 4K映像など最新の高精細スペックにこだわる人:2018年当時のアリーナ収録技術であるため、最新のスタジアム・ドーム公演映像と比べるとカメラワークや照明演出のテクノロジーに時代感があります。
【キンプリ ファースト コンサート セトリ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ファーストコンサートのアンコールでは何曲歌われましたか?
A1:横浜アリーナ収録公演では、アンコールとして『Misbehave』『秋空』『High On Love!』の計3曲が披露されました。また、ツアーの千秋楽など一部の公演ではダブルアンコールとして再び『シンデレラガール』が歌われています。
Q2:『Bounce To Night(BTN)』はどの場面で歌われましたか?演出の特徴は?
A2:本編終盤の22曲目、メドレーのクライマックスとして披露されました。Jr.時代からの名物演出であった「白シャツのボタンを全開にしてはだけさせる演出」や激しい腰振りのコレオグラフィー、激しいライティングが完全再現され、会場が最も沸いた瞬間の一つとなりました。
Q3:DVDの「初回限定盤」と「通常盤」の違いは何ですか?
A3:本編の収録内容は同一(2018年8月19日 横浜アリーナ公演)ですが、特典映像が異なります。初回限定盤には「The Road To First Concert Document」と題したツアー密着ドキュメントおよび初日ダイジェストが収録され、スペシャルパッケージ仕様です。通常盤には『YOU, WANTED!』などのソロアングル映像が収録されています。
Q4:岩橋玄樹さんは全公演に出演していましたか?
A4:はい。「First Concert Tour 2018」の全21公演には、岩橋玄樹さんを含む6人全員が出演しています。岩橋さんはこのツアー終了後の2018年11月初旬よりパニック障害の治療のため休養に入ったため、6人体制での全国アリーナツアー映像としては本作が唯一無二の公式記録となっています。
まとめ:色褪せない金字塔としてのファーストコンサート
「King & Prince First Concert Tour 2018」のセットリストを改めて紐解くと、そこには単なるデビューの歓喜だけでなく、過酷なJr.時代を駆け抜けた少年たちが王冠を掴み取るまでの血と汗の軌跡が克明に刻まれていました。1曲目の『シンデレラガール』で放たれたまばゆい輝きから、アンコールで見せた確かな実力まで、全編を通じて一切の妥協がないエンターテインメントが展開されています。
メンバーの歩む道が分かれた現在にあっても、あの夏、横浜アリーナをはじめとする全国の会場に満ちていた純粋な熱量と美しい旋律は、何ひとつ色褪せることはありません。このセットリストと映像記録は、日本のポップカルチャー史において永遠に語り継がれるべき、眩い奇跡の証明書です。 (出典: キンプリ ファースト コンサート セトリ(Yahoo!ニュース))